7月 08, 2011

東京ガス講習会。

先日、貴重な機会を頂き、
東京ガスの講習に行ってきました。

東北大震災もあり、エネルギーの大切さや
安全性が大変重要になってきていますよね。

そんな現在の状況のなかで、まずは東京ガスさんの
扇島工場にお伺いしました。

工場内をご案内して頂き、LNG(天然液化ガス) のタンクを見せて頂きました。


タンクと言っても、丸い球体があるのではなく、
この扇島工場では、完全埋設式地下タンクとなっています。
ですから、上の写真のようにタンクが全く見えません。
しかも景観に配慮して、タンク上部の敷地には、
緑地化がされていました。

首都高速湾岸線からも、この場所は見れますよ。


こちらは、現在建設中の新しいタンクです。

この工場では、その他にも、安全にLNGから都市ガスとして使用出来るように
なるまでの製造過程も見させて頂きました。
本当に安全管理には、万全の体制で製造が行われていました。

そして、天然ガスがクリーンに燃焼し
地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)の発生量も少ないという特性を
あらためて教えて頂き、環境に優しいエネルギーであることも確認出来ました。


この景色は、実は扇島工場から見える景色なんですよ。
首都高速湾岸線のつばさ橋が見えています。
この日は本当に天気が良く、講習の合間に思わず1枚撮ってきました。


このあとは、東京ガスの本社に伺いました。
ここでは、地震防災対策と供給指令センターについて教えて頂きました。
(写真を撮らせて頂きたかったのですが、セキュリティの問題でダメでした)

道路に埋設されているガス管については、耐震設計がされており、
地震による損傷を最小限に抑えるポリエチレン管が採用されているとのことでした。

また、地震発生時に供給指令センターが一括して情報収集を行い、
状況により遠隔操作にて都市ガスの供給を停止することも可能だそうです。
このシステムが稼働してからは、震災発生から約10分で
ガス供給遮断が可能になったそうです。
これにより二次災害を防止することが出来ます。

また、みなさんのご家庭にあるガスメーター(マイコンメーター)では
実はガス漏れはもちろんですが、震度5程度以上の地震を感知すると、
ガスの供給を自動的に遮断してくれます。
これは小さなことですが、やはり震災時に二次災害を防ぐ大きな要素だと思います。

他にも、たくさんのことを教えて頂きましたが、
その中で、一番感じたのは、東京ガスが一企業として、
全体で安全管理及び危機管理の徹底がされていることが素晴らしいと感じました。

ライフラインの一つであるガスが、安全に使用出来る環境が整っていることは、
今の日本としても、本当に大切なことであると思いました。

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