5月 16, 2012
お庭の井戸をいかして…
今日は現在進行中の現場のご紹介です。
築6年の一戸建てを購入された方よりご依頼がありましてお庭のデザインと施工をさせてもらっています。
カースペースの石張り・ウッドデッキ・隣地境界につくるウッドフェンス
そしてお庭の植栽まで。
そしてそのお庭にはなんと井戸が…
しかも、この井戸がなかなかの大きさ。
測ってみると、直径 約180㎝。
葉山にはまだまだ井戸がたくさん残っています。
僕もいくつか見たことはありましたが、このサイズは僕は初めてだったので
ちょっとビックリ。
お客さまは、この井戸を使いたいというご希望。
貴重な水源を残していくことは非常に大切なこと。
ということで、全体イメージを考えながら、まずは井戸の工事に着手です。
井戸を機能的にも雰囲気的にもいかしたお庭づくりをスタートさせました。
作業はまず水を抜くところから。
ポンプで水を汲み上げます。
水が抜けたらそこに溜まった汚れを取って、回りも丁寧にお掃除します。
すると、こんなにきれいな井戸になりました。
あらためて見てみると結構深いんですよ。
この状態から水がどんどん張っていきます。
次はきれいになった井戸が汚れないように、すぐに蓋をします。
ちなみに、このコンクリート製の蓋はこの井戸の為に特注したもの。
すごい重さなのでユニックで吊っての作業です。
その後には、手押しポンプを設置する台の下地作り。
このコンクリートの筒から、今後のメンテナンスの時に井戸にもぐれるようにします。
そして、さらに下づくり作業を進めてタイルを張ると…
完成です!!
お客さまと一緒にイメージした『井戸』はこんな雰囲気になりました。
手押しポンプを設置する台に張ったモロッコのタイルの柄がとてもきれいで、
その雰囲気に合わせてタイルを探して全体イメージを考えつくりました。
そしてそのタイルの色を邪魔しないようにポンプもブラックにて塗装。
今回は、お客さまとイメージを共有する為に、
何度も素材選びなど楽しく打合せをさせて頂きました。
決してスピーディーに物事が進まない僕の不器用なスタンスをご理解頂き、
付き合って頂けたお客さまには本当に感謝しています。
井戸が出来上がってお客さまに喜んでもらえたときには
僕も本当に嬉しかったですね。
そして井戸業者さんも、タイルを施工したあとにポンプを付けにきてくれた時に、
今までに見たことがない井戸だと楽しんで見ていってくれました。
さぁ、次はウッドフェンス工事です。
少しずつ、楽しいお庭をつくっていけるように頑張ります…
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